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The Bow Bar
ススキノのショットバー「The Bow Bar
この店はシングルモルトの品揃えも凄いけど、壁一面に並んだ300本以上のロマーノレヴィーが圧巻だ。
おそらく東京でもこれだけのロマーノレヴィーをそろえている店は少ないだろう。
70年代前半の稀少なものから、レヴィー爺さんが気が向いたときにしか描かないドンナ・セルバーティカも数多く揃っている。
オーナーの本間氏によれば、昨年の後半からはレヴィー自身はラベルを描いていないそうだ。
忙しいリーマンの皆さん!たまにはシガーを燻らせながら壁面のレヴィー美術館を眺めながら、ゆったりと過ごしては如何?
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ロマーノ・レーヴィは1928年生まれのおじいさん。
蒸留所兼自宅にはいまだに電話が無く、彼のグラッパを手に入れるためには通常直接行くしか方法がない。
1本のグラッパを求め世界中から人々が訪れる。1年に600-700Lの樽で平均15~20樽を蒸留する。
レーヴィ蒸留所は1925年にロマーノの父親であるセラフィーノ・レーヴィによって作られた。ところが、長年の悲願だった蒸留施設開設のわずか数年後に、セラフィーノが夭逝。
その後最愛の母親を爆撃で失った1945年から自ら蒸留を手がけるようになる。父親から受け継いだ戦前の直火式蒸留機(現代の蒸留機は直火ではなく、熱源と原料の
間に水の入った部分があって、その蒸気で原料を温める、湯せんのようなシステム)を使い頑ななまでに昔ながらの製法を貫く。
燃料には、蒸留後のヴィナッチャ(ワインを醸造したときに出るぶどうの搾りかす)をトルキオ(木製のブドウを搾る機械)を使い水気を除き、2-3年外で乾燥させたものを使い、
その灰はブドウ畑に撒かれる。
使用するヴィナッチャはガヤを始めとする造り手のもの(昔Leviはその対価として、ガヤには自宅の庭になった、ワインにも使うが食べても美味しいらしいファヴォリータ種のブドウ
をあげていたそう)。
ネッビオーロのヴィナッチャを主に使う。この、搾りかすのぶどうの果皮をレーヴィは庭に二つの巨大な穴を掘って埋め、翌年の4-5月まですこしずつ掘り起こして蒸留に使っている。
貯蔵用の穴には、空気を抜いて腐敗を防ぐ為に上から砂がかけられ、収穫時期のあと急激に冷え込むこの地方では春まで搾りかすは天然の冷蔵保存状態に置かれる。
蒸留されたグラッパは直接樽へと入れられ、熟成庫で1年から10年寝かせられる(ものによっては20年以上…)。
樽に使用されている木の種類、熟成年数や樽の使用年数により、出来上がりのグラッパの色はさまざま。
ノーマルタイプとハーブ入りのグラッパはボトリング前に加水され、48-54度程度になる。一方リゼルヴァクラスのグラッパは長期間の樽熟成期間中にアルコールの一部が気化
してしまうのみで一切加水を行なわない。
そのため、アルコール度数は60度以上にもなる。ラベルのデザインも季節やロマーノ自身の気分などにより変わってくる。樽材に使用される木は、トネリコ(アオダモなどもこの属)、
サクラ、オーク、アカシア、栗。トネリコとサクラの樽に入ったグラッパは5-6年後でも白い(透明)、オークは茶色、 10年くらい入っていると焦げ茶色、アカシアは縁の部分が赤が
かった茶色で栗は縁が緑がかった茶色。その日ラベルの出来上がった分だけを手作業でボトリング。
(輸入元資料より)
Romano Levi Collection

by gitanes_1964 | 2007-04-05 22:59
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